おたふくかぜと難聴
2017年9月 8日
一部の保育園でおたふくかぜ(流行性耳下腺炎)が流行しているようです。
最近の耳鼻咽喉科学会の調査によると、おたふくかぜの合併症で難聴になった人が、2015年、16年の2年間で336人いることがわかりました。このうち261人が高度の難聴でした。両耳とも難聴になった人は14人います。
全体の約半数が5歳~10歳ですが、子育て中に子どもから感染するためか30代も目立ちます。大人になっても油断できません。
おたふくかぜはワクチンで予防できます。任意接種のため有料ですが、ぜひ接種されることをお勧めします。1歳になったら接種できます。
なお、おたふくかぜに感染したことのないお母さんのワクチン接種も、お子さんと一緒の時に限り接種しますので、受付けにお尋ねください。