RSウイルス感染症の流行が続いています

今年はRSウイルスによる風邪が夏から流行していることを先月報告しました。（国立感染症研究所の報告でも前年同時期の5倍の患者さんが発生しているとのことです）

ピークは越えたよですが、少し減ったくらいにすぎません（兵庫県感染症情報より）。クリニックでは先週から今週にかけても毎日のようにRSウイルスに感染したお子さんの診断をしています。

RSウイルスはありふれた風邪の原因ウイルスですが、赤ちゃんが感染するとゼイゼイしてしんどくなるのが特徴です。初めは軽い風邪症状しかなくても、2，3日後にゼイゼイしてきて受診されるお子さんも多いです。ゼイゼイするために普通の風邪よりもしんどくて、眠れなくなったり、母乳やミルクを飲めなくなったりします。特に6か月未満の赤ちゃんはとてもしんどくなることが多いので要注意です。

赤ちゃんがゼイゼイしてきたら、早めに受診してください。

なお、しんどくなるのは小さなお子さんで、幼稚園や小学校に行っているお子さんは持病でもない限りしんどくなることはありませんので過度に心配しないでください。