日本脳炎ワクチンの接種を忘れていませんか?
2013年8月18日
お子様の予防接種をする時に母子手帳を拝見させていただくと、日本脳炎ワクチンの接種をまったく受けておられない方がたいへん多いことに気がつきます。以前使用していたワクチンによる重い副反応が疑われたことから、厚生労働省は平成17年から22年にかけてワクチン接種の積極的勧奨を控えました。しかし、平成21年2月に新たな製法によるワクチンが開発され、平成22年から積極的勧奨を再開しました。このため、お子様の年齢によってワクチン接種を控えられた保護者の方が多くおられ、新しいワクチンが開発されたことをご存知なかったり、知っていても不安があって、日本脳炎ワクチン接種の機会を逃されているようです。
下記の最近のニュースにあるように、日本から日本脳炎ウイルスがなくなったわけではありません。まだ、日本脳炎ワクチンを接種していないお子様は、ぜひワクチンを接種してください。新しい日本脳炎ワクチンの安全性については下記の厚生労働省Q&Aを参考にしてください。
なお、平成7年4月2から平成19年4月1日までに生まれたお子様は、20歳未満までに規定の回数(4回)を公費で接種することができます。
調査した豚、全て日本脳炎に感染 福岡県が注意呼びかけ(2013/8/15 )
http://www.j-cast.com/2013/08/15181542.html
長崎・福岡・高知・愛媛は日本脳炎に要注意 小1〜高3が危険 (2013.8.16)http://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/2/5/2583.html
日本脳炎ワクチン接種にかかわるQ&A(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/nouen_qa.html