幼稚園での水痘の流行について
2018年12月19日
水痘(みずぼうそう)が大流行している幼稚園があります。水痘ワクチンを2回接種していても多くのお子さんが感染しています。ただし、ワクチンを接種していると症状はたいへん軽く、熱はなく、発疹も10個以内のことがほとんどです。薬を飲んだりする必要はありませんが、他のお子さんに感染させる可能性はありますので、発疹が乾燥するまでお子さん同士の接触は避けましょう。
水痘に感染すると潜伏期間が2週間前後のため、お正月に発病するお子さんも出てくる可能性があります。水痘ワクチンを1回でも受けているお子さんは、ほとんどが軽症で薬を飲む必要はないので、年末年始の混み合っている救急外来を受診しなくても大丈夫です。発疹の写真を何個か写メで撮影して、後日受診の際にみせて頂ければ診断の参考にさせていただきます。
それでも高熱が出たり、発疹の数も比較的多く、水痘かどうかわからない時は受診してください。受診の際は水痘の可能性があることをあらかじめ伝えてください。