手足口病が流行っています
2019年6月24日
先週から手足口病のお子さんがめだって多くなり、今日も多くの手足口病のお子さんが受診されました。厚労省の情報では6月3日~9日の1週間の患者の届出数が、過去20年間で最も多くなっているそうです。
今年の手足口病の特徴は、お口の症状(口内炎による痛み)が軽く、おしりから外陰部、肘や膝の周囲の丘疹が目立つことです。熱が先行して遅れて発疹がでてくるお子さんも多いです。
手足口病はウイルスによる病気です。唾液や便に排泄されたウイルスから感染します。
潜伏期間は3~5日で、口の中、手足、おしりに水疱性発疹がでます。発熱は3分の1くらいにしかみられません。特別な治療法はありませんが、自然に治ります。1か月後に手足の指の皮がめくれることもあります。
ウイルスは便などから長期に排泄されるため、保育園・幼稚園などの出席停止措置は感染予防には効果がないと考えられています。このため、熱がなく元気なら登園可能とされています。