新型コロナ：子どもの感染の8割は家庭内感染
2020年10月16日
10月8日現在の小児科学会のデータ分析からわかったこと（分析患者数は0歳～20歳未満の472人 国内小児発生数の7.6％）
（１）感染源が判明した423人のうち家庭内感染は329人（78％）であった。内訳は父親144人、母親97人、両親23人、祖父母29人、兄弟16人、その他同居人20人であった。
（２）幼稚園・保育園での感染は31人、学校関係は22人であった。家庭内感染との割合は全国一斉休校の解除後も変わりがなく、小児に対する感染予防は、家族（特に父親と母親）による家庭内への持ち込みを防ぐことが重要である。
（３）予後が判明した患者の88％は無治療で自然軽快しており、死亡報告はない。（生存退院90％、入院せず軽快6.7％、ICU管理0.4％ その他転院など）
（以上、厚生労働省アドバイザリーボードの資料から）
