アデノウイルスが流行っています
2023年8月20日
お盆前はヒトメタニューモウイルスによる風邪(長引く発熱、時にゼイゼイを伴う咳が特徴、RSウイルスによる風邪に似ている)が流行っていましたが、お盆明けからアデノウイルスによる発熱のお子さんが急増しています。アデノウイルス感染症の特徴は咳を伴わない高熱が持続することです。嘔吐などのおなかの症状を示すお子さんもいます。眼の充血や目やにが発熱前後にみられることが多く診断のヒントになります。また通っている保育園や幼稚園での流行状況も診断の参考になります。
お子さんが高熱で受診される時に、上記のような眼の症状、園での流行があれば診察時にお伝えください。
お子さんのコロナウイルスの感染は数の急増はありませんが、毎日のように続いています。学校や幼稚園が夏休みのため年長児の感染はやや少なく、年少児の感染が続いています。両親(特にお父さん)や祖父母(お盆の帰省時)からの感染が目立ちます。
お子さんが高熱で受診される時に、家族の中に発熱している(していた)人がいる時は受付時にお伝えください。