百日咳に注意
2025年4月 4日
テレビで連日放送されているように、百日咳が流行っています。病名の通り咳が長引くのが特徴です。赤ちゃんが感染すると咳込みでとてもしんどくなったり、命にかかわることもある病気です。
症状:1)潜伏期は7~10日です。2)普通の風邪のような症状で始まりますが、徐々に咳がひどくなります。3)2週間ほどすると咳はますます激しくなります。熱はありません。発作的に連続的に咳込みだし、そのあと息を吸うときにヒューという音が聞こえることがあります。咳をしない時は落ち着いているのですが、発作的に顔を真っ赤にして咳込みだします。夜間の咳込みが多いです。4)激しい咳が2,3週間続いた後徐々に咳は減っていきます。
生後すぐから感染する可能性があり、小さい赤ちゃんほど無呼吸を起こしたり、チアノーゼ、けいれん、呼吸停止を起こすリスクが高まります。兄・姉から感染することが多いです。
予防は2か月になったらすぐに予防接種を受けて早く免疫を作ることです。5種混合ワクチンに百日咳が含まれています。また、日本の制度では百日咳の予防接種(3種,4種,5種混合ワクチン)は幼児期早期に4回で終了するため、小学校に入学する頃には免疫が低下していることが多くなります。このため兄・姉が感染して赤ちゃんに感染させてしまうのです。したがって出産を控えた妊婦さんに小学校入学前後のお子さんがいる場合、このお子さんに3種混合ワクチンを接種すること(有料になります)も効果的な予防手段になります。
治療は早く診断して、早く抗生剤を飲むことです。お兄ちゃん・お姉ちゃんの咳が長引いている時に赤ちゃんが咳をしだしたら早めに受診しましょう。