皮膚の病気とプール
2014年8月18日
まだまだ暑い盛りで、お子さんたちも元気にプールで遊ばれていることと思います。そこで、皮膚の病気とプールに入っていよいかどうかについて、日本小児皮膚科学会の見解をお伝えします。
1)とびひ(伝染性膿痂疹);かきむしったところの滲出液、水疱内容などで次々にうつります。プールの水ではうつりませんが、触れることで症状を悪化させたり、ほかの人にうつす恐れがありますので、プールや水泳は治るまで禁止してください。
2)みずいぼ(伝染性軟属腫);プールの水ではうつりませんので、プールに入ってもかまいません。ただし、タオル、浮輪、ビート板などを介してうつることがありますから、これらを共用することはできるだけ避けて下さい。プールの後はシャワーできれいに洗いましょう。
3)あたまじらみ;アタマジラミが感染しても、治療を始めればプールに入ってかまいません。ただし、タオル、ヘアブラシ、水泳帽などの貸し借りはやめましょう。
上記の病気は当クリニックでも診療しています。