赤ちゃんのお肌のケア
2015年3月24日
2か月になって予防接種の為に来院されたお子さんの中に、ほっぺに湿疹のあるお子さんがけっこうおられます。最近ほっぺに湿疹があると、そこから食物などが吸収されてアレルギーになると考えられています。
例の「茶のしずく石鹸の事件」では、小麦アレルギーがなかった人が、この石鹸をしばらく使用していると、突然小麦アレルギーを示すようになりました。原因は石鹸に含まれていた小麦の成分が肌から吸収されてアレルギー反応を起こすようになったからです。
同じことが赤ちゃんの肌でも起こると考えられ、湿疹があるとそこから食物や母乳中に分泌された食物のタンパク質が吸収されやすく、食物アレルギーになると考えられています。
ですから、赤ちゃんのほっぺの湿疹は「そのうち治るだろう」と放置せずに、積極的に治療してください。
当クリニックでは、単に湿疹の治療だけでなく、アレルギーのことも考えて総合的に治療しています。